2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

夢の揺り篭

高層階三面ガラスばりのオフィスは、時々圧倒されるような光景を見せてくれる。 朱く染まる空や、零れるような夜景。神の技と人の営み。 悪は相対的に存在するものではないと思っているのだが、やはり相対的なものなのかもしれない。 悪は多分一神教的な世界…

華燭の葬列

山の緑に、銀杏の鮮やかな黄色が驚くほど映えることに、毎年この時期になると気づく。 春の山櫻もそうだ。それまで埋もれていた木が、突然沸き上がるように存在を誇示しだす。 秋の山は賑やかだ。 この秋は、知らない内に時間が過ぎていて怖い。何もしないま…