2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

君に読む夜

今からGW(前半)だ!

鳥は神に向かって飛ぶ

このところ、夜明けと同時に目が覚めるという変な癖がついている。この時季は、毎年そうだ。仕方なく起き出して、いつもの習慣で窓を開ける。 黄道光が空を貫き、朝が来る。その光は、夜の残す最後の声のようだ。 朝はいつも残酷で、夜は優しい。 これが、私…

風と光と貴方の王国

金曜日、家路の途中に見上げた空に、十四夜の月が輝くのをみた。 遮るものの無い夜空に月は皓々と高く輝き、漣のように薄く寄り添う雲だけが、鱗翅のように光を受ける。月は、夜の海を渡る舟のようだった。 月を見たのも、久しぶりな気がする。 このところ私…

世界の根拠

その、静謐を愛す。 小雨の降る中、おばあさんと、共に歩くイヌとすれ違った。 白いイヌは、車通りの激しい国道の脇を先に立ち、おばあさんを振り返りながら歩調を合わせてゆっくりと歩く。 その、おばあさんを見守る眼差しの優しさに、なんだかひどく胸を打…

せめて、音を立てて。

昨日は、朝のミーティングから「…で、5時に帰ります!」と宣言し、ほぼそのとおりにオフィスを出て、映画館に向かった。 ロード・オブ・ザ・リング「王の帰還」DVD版Special Extended Editionの、劇場公開最終日だったのだ。これを劇場で観なければ、完結と…

遠くに射す光

ものすごく久しぶりに、明るいうちに家に帰り着いた。 斜陽の中で見る山々は霞がかかったように白く煙ぶっていて、それはまだやわらかい木々の葉の、芽吹きの色だった。 たんぽぽや山吹やれんげ草が咲いたなんて、気がつかなかった。 世界がこんなに色に満ち…

花散らし

金曜の晩、残業を終えて10時過ぎに家に辿り着くと、恋人から電話がかかってきた。私たちの大学院時代に、それぞれの研究室の助手を務めていた二人と、夜桜を見に来ているのだとか。 「今から迎えに行くから。」 「…って、えー!?」 大学院時代も、こうやっ…

花落ち

目の前に、真っ赤な椿の花がストンと落ちてきた。確かに、ぎょっとするような潔さだ。武家が嫌がるのもわかる。駅の階段から、山手の公園の桜に見とれて、男子高校生が足を踏み外していた。 あの、思春期の複雑な感性で、彼は何を見たのだろう。

陸のもの 空のもの

サクラのトンネルをくぐった。 ツバメをみつけた。 雨が降って、でも暖かかった。

蛇行する時間軸

あの地獄から一週間だなんて、信じられない…。

今朝

オレの目覚まし時計を止めたのはダレだー!

花咲く

とは言うものの、今日も残業。 ヒトの企画に調子良く「イイっすねぇ!」とか言ってるから巻き込まれるんだよオレのばかー!

ハードボイルド

卵をゆでていたことをすっかり忘れ、超かたゆで卵に。 トロトロの半熟が食べたかったのに…。

Pacem In Terris

桜が咲き始めたと思ったら、雨が降ってきた。 まだ散る心配をする必要は無いが、花を見に出られないのが残念だ。 未明、ローマ法王ヨハネ・パウロ二世が死去した。 享年84歳。初めて共産圏から選出された、スラブ系の教皇。 国際社会における政治的影響力も…

春一番

みんな新卒を見るような目でオレを見るのはやめてくれ!