夢の揺り篭

KyrieEleison2008-11-17


高層階三面ガラスばりのオフィスは、時々圧倒されるような光景を見せてくれる。
朱く染まる空や、零れるような夜景。神の技と人の営み。




悪は相対的に存在するものではないと思っているのだが、やはり相対的なものなのかもしれない。
悪は多分一神教的な世界観に存在する場合、明確に相対悪となる。すなわち、神に抗う者として。


絶対性を持ち得るのは汎神論的、あるいはカオス的な世界観においてのみになるのだろうが、そういった世界にそもそも悪という観念が存在し得ない。在り様のひとつでしかなくなるのだ。
なんだかこの「在り様のひとつ」というのが、最近なにかの鍵になっているような気がする。



ところで、金曜日に有給休暇を取って釜山に行ってきた。エリアは違えど一年の間に三回韓国行っていることになる。
行きの飛行機に乗り合わせたおっちゃんになんだか気に入られて晩御飯をご馳走になったり、帰りの飛行機がキャンセルになったり(他の便に振り替えられた)と、なかなか珍道中だったのだが、今回は食べ物が美味しかったなぁ。屋台のおやつとか豚足とか。マッサージもゆっくり受けてぐでんぐでんにほぐれて、大層幸せでした。

釜山は物流貿易と漁港の街で、正しく演歌調。そして新鮮な刺身で有名なだけあって街中生け簀だらけ。
何を見たとかはあまりなくて、食べてただけなんだけど、なんか楽しかったな。


また行こっと。