遠い雷鳴

今日は忙しかったので、ネットでニュースなんかをチェックしながらデスクでランチ。


ルワンダでは、死刑の廃止を決定したそうだ。
あれだけの大量虐殺が行われた国で、どのような論理で死に依らない贖罪と赦罪が為されるのだろうかと驚いた。

一人二人の死ですらあんなにも大きなことなのに、戦争や内紛で失われていく命はもっと大量で、軽率すぎるくらい理不尽だ。
そんなものを目の当たりにし、また多くのものを奪われた人々によって、それでも死から離れた場所で命を贖おうという決断とは。


それはなんと言うかもう、論理とかではないのかもしれない。
尊厳の問題だ。
人間の世の中でも、高いところで為されたものだろう。
想像もつかないような痛みの上に築かれたものなのだろう。


目を瞠る想いで、その記事を読んだ。