自転車を漕いで空を見上げると、西の雲が白金に光っていた。 夕暮れは、こんな色にもなるのだな。 西方浄土からの来迎図を思い出す。金色の雲に包まれて天より降る姿は、あながち出鱈目なんかじゃないのだろう。 少なくとも、その中に如来の姿を求めた人々が…
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