喪神の森に

KyrieEleison2008-07-26


弟からのメールにはいつも何らかの画像が添付されているのだが、久しぶりに来た帰省の予定を尋ねる今回のメールには鳥肌実が添付されていた。
トリズムって…。もうヤダこいつ。


夏休みの予定が徐々に立ってきて、具体的にわくわくしてきた。お盆を含む一週間、前半は恋人と紀伊半島一周の旅、後半は実家に帰省する。
一方で、何気なくちょっとした岐路に立っている気がして、表層意識すれすれに浮かんできている緊張感というか覚悟の為の膨大な計算が、なんとなくストレスな感じ。今の会社をまったくリセットした状態で自分を組み立て直せるか。価値観な再構築を試みている。

「風向きが変わるのを待っているなんてナンセンスだ」


社会人としての私の父親のような存在だった人が言っていた。
風向きは自分で変えるものだ。久しぶりに、その事を思い出した。


自分自身に対してもっと自覚的に生きていたはずだ、私は。
身につけたものが多すぎて、重すぎて、いつの間にか見えなくなっていた。それが何のために存在するか、問うことさえ忘れていた。

人の中に在り、それでも多くのものを見失わないでいられるように。
働きかけることを、諦めないように。