僕も歌うよ

KyrieEleison2008-07-29


暑いです。


二週間続けて金曜日、劇団☆新感線のゲキ×シネを観に行って、すっかりハマってDVD三枚ネットで購入。一本四時間くらいなので、週末はずっと観てた。


日曜日は『吉原御免状』と『アテルイ』で堤真一祭り。この人は美形とかハンサムというのとは違うけど、男前なイイ顔と生々しいカラダをしている。飄々とした好漢ぶりもエロい。女との絡みを見たくなる俳優だ。他の役者のアドリブに屈託ない顔で笑ったり、テレビより舞台の方が、声も表情ものびのびして見える。

もう一本は、先々週観た『SHIRO』。上川隆也はナイーブな演技が上手い。感情の発露の仕方とか触れる手の優しさや不器用さ、そういうふとした部分で胸が締め付けられるようにリアルな繊細さを見せる。
こちらの舞台はミュージカル形式。島原の乱終盤、救いの無い皆殺しの戦に絶望し、神を呪うように声を上げる四郎の頭上から、労り包み込むような死者たちの群唱が降りてくる。

「遠い空に高く 太陽は輝く
  雨に濡れても 雲の上から君を守るために」

そして四郎はもう一度だけ、神に奇跡を乞う。
エンターテイメントとしても凄く良くできているが、この構図は個人的に感じるところも多くて、このところ思考を捕らえられている。何かをとても的確に表しているように思えるのだ。


そうこうしていたら、また食事を忘れてフラフラになったりしているのだが、熱中症気味だったりなにかと不調で感じ悪いなこの夏は。
生活をまずきちんと。
とりあえず、部屋を片付けよう。