しのぶれど

夕立はあるものの雨天という日はないまま真夏日だけが続き、さすがに夏疲れ。やたらとだるいし眠い。せっかくもうすぐ夏休みだというのに。


先日、恋人と後輩と三人で食事をしたのだが、先月彼女ができたばかりの後輩は目下恋の悩み中。電車で三時間という微妙な距離感が交際の障害となっている模様。彼女のエリアに合わせるとアウェーなのであちらにリードしてもらうことになる。それは彼の沽券に関わるらしい。


オレ「こっちのテリトリーに呼んじゃえばいいじゃん。奥の院とか」
後輩「どうやって?」
オレ「『ねーねー好きな戦国武将だれ?お墓見せてあげるよ』とかいってさ」


…そんな話に食いつく女はオマエくらいだと恋人に怒られた。
なんだよ!日本人なら誰しもココロにマイ武将を持ってるんじゃないのかよ!ちなみに私は北条早雲だ!(地元なので)

まあ参考にするかしないかはともかくとして、私が真剣に面白がっていることだけは伝わったようで安心した。身近に女性がいないからといって「オンナノコの気持ちを知りたーい」と私に相談するのは完全なる人選ミスだということを思い知るが良い。私に性別を求めるな。


連日夕方の壮大な雷雨に帰るタイミングを図りかねるのだが、どうせ家の最寄り駅まで外に出ることはないのだからと思い切って帰った日に限って隣に座った人がなんか金魚臭くてへこんだりする。
淀んだ淡水のにおい。上陸したカッパか?


雨の上がった夜は、裏の山側からひんやりとした空気が降りてくる。ブランケットにくるまって、足は投げ出して眠るのは至福。
ただ、最近夢見が悪く、平安時代なら祈祷師を呼ばれているところだが、現代社会では日頃の行いの悪さで片付いてしまう。眠っても疲れるのでかなわないのだが。


なんとなく、ついてない気がする日々。今日だって朝から人身事故で一時間電車がストップ。休暇の同僚の代理対応でいつもより早く出てきたのに台無しだ。


なんだろう。
油断しすぎかな。