海神の名は

期末をはさむ週は忙しい。人があちこち動くので、その波を受ける。
花束を抱えた少し寂しそうな背中とか、真新しいスーツを着て緊張した顔とか、そういったこもごもが交錯した一週間

そんな中、フィンランド熱というかムーミン熱はさらに高まり、ちょうど良いタイミングでやっていた大丸ミュージアムのムーミン展にいってみたりした。
百貨店の展示なのであまり期待はしていなかったが、かなりの充実度で一時間くらいあっという間に経っていた。しかも結構混んでいて、男女を問わない一人客が多い。私みたいなね。
人によって海とか山とか砂漠とかいろいろあるだろうが、私はああいう森の文化に惹かれる。あの暗い生暖かさは、死と再生の装置だ。

季節の変わり目だからか頭痛が酷くて、押したり引っ張ったりしてみたのに効果が無かったけど、仕事の合間にいれた菊花茶を飲んだら劇的に痛みが引いた。なんか飲みたいなーと思ったので飲んだだけなのだが、身体は効くって知ってたのかな。
自然の力は偉大です。

家を出ると、坂道の降りた先に広がる街の景色に桜が点在するのが見てとれる。
せっかく咲いているけど、今年は花見をするひまがない。週末は茶会の手伝いで実家に行かなければいけないし、来週は復活祭だ。
なんだか慌ただしいけど、せめて下旬に吉野に行けると良いな。