ひいなの陰

KyrieEleison2009-04-05

霞に煙る山里に咲き初める、甘く匂うような桜を見る。
あの、肌のように辺りを紅く染める気配は、いつも私を酔うような心地にさせる。



琵琶湖を西岸から北上する列車に乗っていると、途中で文化圏が変わるのがわかる。京と北陸の境目だ。もっと言えば、西と東の境界。空も山も様相が違う。



週末、茶会の手伝いで帰省していた。ここ数年恒例の、旧暦に則った雛祭りの茶会。
北陸の春はまだはじまったばかりで、ようやく草花が伸びだした感じ。裏庭の枝垂れ桜はまだ咲く気配もない。それでも、天候に恵まれ良い茶会になった。
しかし、疲れたー。


明日から新卒が配属されてくる。小一時間ほどオリエンテーションをしなければならないので面倒だが、なかなか大変な時期に入ってきた子たちだ。
大事に厳しくしよう。