露や露やと

KyrieEleison2009-07-02

先週の土曜日、鹿を見たくて恋人と奈良公園に行くことにした。
その前にエヴァ公開なので観ておこうかと、ネットで朝イチの回をチケット予約して行ったところ、数百人の長蛇の列が。わー田舎のシネコンなのにびっくりしたー。チケット予約しといてよかったよ。
映画自体は面白かったし映像も期待通りでなんかこうディテールも具体的な感じだったんだけど、前回TV版まんまだったので舐めてかかっていたら今回はそうじゃないので展開に着いていけてない。あと2〜3回観たいなー。
しかしTVシリーズから10年経って改めて観ると、自分の視点がすっかり大人側になっているなー。シンジ苛つく。
子供って無責任で弱い生き物だな。欲望はある程度抑えることができても、恐怖感には忠実。成長過程でそういうものを克服していくのだろう。否応なしに責任を負わされたりして。それは、公の存在としての自己を自覚するということだ。社会性を身につけていくというのは、そういう作業なんだろうな。
一方、レイは逆かな。公の自己しかなくて、正しい子供の在り様ではなかったものが、シンジと出会っていまようやく欲望とか恐怖を学び取り込んでいる。



さて、その後なら公園にものすごく久しぶりに行ったのだが、鹿せんべい買った瞬間に鼻息荒い鹿たちに囲まれて、犯されるかと思ったよ!
違うんだ、もっとこうディズニーアニメみたいに和やかに、小鳥にパン屑をあげるように鹿たちと触れ合いたかったのであって、こんな命の遣り取りみたいなギリギリ感は望んでないよー!
恋人はこうなることが始めからわかっていたようで、遠くからニヤニヤみているだけだった。助けろ!
悔しいから逃げ様に角を掴んでやった。ざらざらしてた。


しかし、奈良も久しぶりに行くと楽しいな。春日大社とか。暑かったけど。
次は若草山に登ろう。