流れる空気

KyrieEleison2010-04-10

通勤の御堂筋線でドア際に凭れていたら、隣から「ぷふぁー…ぷふぁー…」という音とともに生暖かい空気が流れてくる。怪訝に思い横目で見ると、おじさんが虚ろな顔で、口の端から呼気とともに何かタマシイ的に大事なモノを漏らしている音だった。
まだ朝なのに…!
なんかもうごめんなさい。仕事面白くないとか同僚むかつくとかワタクシゴトキ小娘がほざいてすみません。
つーかみんなもっとおとうさんを大事にしろー!!
うわーん。


さて、三月初頭からベトナム旅行を挟んで現在に至るまで、何となく不調というか胃腸炎を繰り返して発熱したりなんだりでほぼ粥とうどんしか食わないような生活を送っておりましたらずいぶん体重が落ちまして(当然だ)、しかしこのくらいになると逆に体が軽くて楽だなぁと感じるわけであります。久しぶりに45Kgを下回って、肌の調子も良いです。このくらいが本当はベスト体重なんだよな。
子供の頃から胃腸が弱くて、おまけに動物性タンパク質なんてほとんど摂取せずに育ってしまっているので、もともとこのくらいの粗食生活で適応した身体としてできあがってしまっているのだ。生牡蠣大量食いとか内臓祭りとか、いくら三十過ぎて新しい人生が開けたような気がしているとはいえ、ここ数年ちょっと食的に冒険しすぎてたわ。オレなんかセロリでも囓ってろ。


せっかく良い具合に体重も落ちたので(正確には脂肪が落ちたので)、ここからきちんと筋肉をつけていこう!ということで、暖かくなってきたことだし走ることにした。年末からジムに通っていたのだが、この春のよき日に室内で鏡に映る自分を眺めながらルームランナーなんて勿体なさすぎると思い、とりあえず近所をぐるりと。インドア派に見られがちですが、実はわりかしアウトドア派なのです私。
うちのアパートは丘の中腹にあり、周囲はだらだらとのどかな田舎の丘陵地帯。また、都合の良いことに坂の上には運動公園があり、さらにそこからは片道およそ3Kmの、きれいに舗装された緩い起伏の道路が延びている。丘の麓に沿ったその道は田園風景を見下ろして続き、車通りはさほどない上になかなか景色も良い。実際、市民マラソンの時はこの道が使われているし、普段からランナーが多いコースだ。
久しぶりに走るのではじめはずいぶん身体が重かったが、ゆっくりしたペースで田起こしが始まったレンゲ畑の中を走る。キジが田んぼの中から飛び出してきたり、向こうに見える桜の森を眺めたり、池の縁に群がる巨大なオタマジャクシ(たぶんウシガエルの。赤児のこぶしくらいあった)に驚いたりしながら、およそ一時間。いろんな発見があって、かなり楽しい。
ジムで走るのと同じように音楽プレーヤーを持っていたのだが、小川の音や鳥の声を聞きながら走った方が気持ちよくて次からこれはいらないなと思う。走るときは身軽が一番だしね。ただし、なにかあったときのために、身元が確認できるよう携帯電話をパンツのポケットに。アドレス帳の一番最初に、自分のプロフィールが緊急時にそうとわかるように登録してあるので。
あと、JogNoteというジョギングの記録が取れる携帯アプリを見つけたので、早速活用。GPSで走っている速度やコース、時間や消費カロリーを記録してくれて、ついでにペースメーカー機能もあって、走り終わったときに自分のペースをグラフ化してくれる。PC版のSNSと連動して使うことができて、情報収集にも使える。これはなかなか良いです。最近はいろいろ便利なモノがあるなぁ。
さすがに夜は女一人では危ないし、かといって朝はなるべく寝たいし、そうなると週末しかないのだけれど、暑くなるまで野外で走るようにしよう。そして、そのあとクールダウンをかねてジムのプールで泳ぐのが正解だな。
あとは、運動することを前提とした無理のない食生活を模索しよう。さすがに野菜と穀物だけではエネルギー不足だろうし。


暖かくなるとなにかと意欲的になるのは毎年の傾向ですが、今年はわりと外向きな感じで行きたいと思います。ちょっとした登山というかトレッキングもしたいしな!あ、こないだ偶然大学の登山部だった同級生と会ったし。久しぶりに昔の仲間集めて一緒に山登りとかいいかも!そーだそのための偶然の再会だったに違いない!


やはり仕事の憂さは私生活で解消せねばな!