雨の降る所

KyrieEleison2010-04-25

週末は天気も回復することだしと、大台ヶ原に行ってみた。
最近、山熱が高まっていて、とりあえずなんか「日本一!」的なところに行きたくて、降雨量日本一の大台ヶ原。前の日に本とかWebとか読んでたら行かないわけにはいかない気がしてきて、割と衝動的に。最近高いところに行ってないし(←高いところ好き。馬鹿?)。
まぁ、車の運転は恋人ですが。


家から意外と近くて、二時間ほどで到着できたのはちょっとびっくりだったけど、途中から二十分ほど「大台ヶ原ドライブウェイ」という所を通るのだが、なかなか過酷な気象条件のエリアで、ガスで前が見えない。おまけに、雪が降っている。いま四月下旬・・・。
しかし、同様の山岳地帯勤務の恋人は、慣れた感じで視界の悪い中焦らずルート取りをし、辿り着いた大台ヶ原入り口。食堂とかビジターセンターとかが霧の向こうにうっすらある広い駐車場に車を止めて車外に出たのだが、寒い。ぽつぽつ(霧の向こうにうっすら)見える登山客も、フツーに秋冬登山装備。対して、我々はGパンにパーカー。
恋人「キミ、大台ヶ原ナメてるね」
オレ「違うんだ私の予想ではクマザサの群生した向こうに鹿の群れとかがいて…」
恋人「駐車場の向こうも見えないのに?」
標高1600mでしたここ。アウターが綿素材だと、ヒートテックも役に立たないね。
顔洗って夏に出直します。


しかし、徐々に霧は晴れて、帰り道のドライブウェイはその全容を見せてくれたのだが、尾根道を通る両脇の木々は白く化粧をしており、これは霧氷(霧が枝に付着して凍った状態)なのだろうと思う。ビジターセンターの資料に書いてあった。

オレ「わーキレイ!ちょっと白い桜だと思えば吉野みたいだよ!」
恋人「…」
オレ「ほらほら一目三万本!」
恋人「…現実を受け入れようよ」
大人しく下山し、麓の秘湯で身体を温めました。ここも良かった(山鳩温泉)。


しかし、二時間半程度の登山というかトレッキングでもあのくらいの装備が必要なんだな。登山に慣れた人たちがああいう格好をしてたんだから、況や初心者の私をや。小学校の頃、毎年家族と丹沢とか山登りをしていたし、実は富士山にだって登ったことがあるのだが、いつもふつうのズック靴にリュックサックという遠足程度の軽装だった。あれは子供の頃だったから平気だったんだろうな。割礼と一緒で(なんて例えだ)。
いまは子供の頃ほど柔軟でも鈍感でもないしとにかく自分の考えの甘さがよくわかったので、早速会社帰りに好日山荘で揃えようと。


今年は部署が上司と二人きりなので、平日休みが取れなくて海外は行けないかなーと思っていたので、年内は週末登山の楽しみを見出そうと思う。これで慣らして、業績回復して増員するであろう来年の夏にはスコットランドアイルランドでフットパストレイルとか、カナディアンロッキーとか行ってみたいし!

【行動計画】
週末ランニングで体力増強 → 月に一度のハイキング → 四半期に一度の日帰り登山 → 半年に一度の一泊登山旅行 → スコットランドorアイルランドのフットパストレイル


とりあえず、五月に近場の山に登ろう。

流れる空気

KyrieEleison2010-04-10

通勤の御堂筋線でドア際に凭れていたら、隣から「ぷふぁー…ぷふぁー…」という音とともに生暖かい空気が流れてくる。怪訝に思い横目で見ると、おじさんが虚ろな顔で、口の端から呼気とともに何かタマシイ的に大事なモノを漏らしている音だった。
まだ朝なのに…!
なんかもうごめんなさい。仕事面白くないとか同僚むかつくとかワタクシゴトキ小娘がほざいてすみません。
つーかみんなもっとおとうさんを大事にしろー!!
うわーん。


さて、三月初頭からベトナム旅行を挟んで現在に至るまで、何となく不調というか胃腸炎を繰り返して発熱したりなんだりでほぼ粥とうどんしか食わないような生活を送っておりましたらずいぶん体重が落ちまして(当然だ)、しかしこのくらいになると逆に体が軽くて楽だなぁと感じるわけであります。久しぶりに45Kgを下回って、肌の調子も良いです。このくらいが本当はベスト体重なんだよな。
子供の頃から胃腸が弱くて、おまけに動物性タンパク質なんてほとんど摂取せずに育ってしまっているので、もともとこのくらいの粗食生活で適応した身体としてできあがってしまっているのだ。生牡蠣大量食いとか内臓祭りとか、いくら三十過ぎて新しい人生が開けたような気がしているとはいえ、ここ数年ちょっと食的に冒険しすぎてたわ。オレなんかセロリでも囓ってろ。


せっかく良い具合に体重も落ちたので(正確には脂肪が落ちたので)、ここからきちんと筋肉をつけていこう!ということで、暖かくなってきたことだし走ることにした。年末からジムに通っていたのだが、この春のよき日に室内で鏡に映る自分を眺めながらルームランナーなんて勿体なさすぎると思い、とりあえず近所をぐるりと。インドア派に見られがちですが、実はわりかしアウトドア派なのです私。
うちのアパートは丘の中腹にあり、周囲はだらだらとのどかな田舎の丘陵地帯。また、都合の良いことに坂の上には運動公園があり、さらにそこからは片道およそ3Kmの、きれいに舗装された緩い起伏の道路が延びている。丘の麓に沿ったその道は田園風景を見下ろして続き、車通りはさほどない上になかなか景色も良い。実際、市民マラソンの時はこの道が使われているし、普段からランナーが多いコースだ。
久しぶりに走るのではじめはずいぶん身体が重かったが、ゆっくりしたペースで田起こしが始まったレンゲ畑の中を走る。キジが田んぼの中から飛び出してきたり、向こうに見える桜の森を眺めたり、池の縁に群がる巨大なオタマジャクシ(たぶんウシガエルの。赤児のこぶしくらいあった)に驚いたりしながら、およそ一時間。いろんな発見があって、かなり楽しい。
ジムで走るのと同じように音楽プレーヤーを持っていたのだが、小川の音や鳥の声を聞きながら走った方が気持ちよくて次からこれはいらないなと思う。走るときは身軽が一番だしね。ただし、なにかあったときのために、身元が確認できるよう携帯電話をパンツのポケットに。アドレス帳の一番最初に、自分のプロフィールが緊急時にそうとわかるように登録してあるので。
あと、JogNoteというジョギングの記録が取れる携帯アプリを見つけたので、早速活用。GPSで走っている速度やコース、時間や消費カロリーを記録してくれて、ついでにペースメーカー機能もあって、走り終わったときに自分のペースをグラフ化してくれる。PC版のSNSと連動して使うことができて、情報収集にも使える。これはなかなか良いです。最近はいろいろ便利なモノがあるなぁ。
さすがに夜は女一人では危ないし、かといって朝はなるべく寝たいし、そうなると週末しかないのだけれど、暑くなるまで野外で走るようにしよう。そして、そのあとクールダウンをかねてジムのプールで泳ぐのが正解だな。
あとは、運動することを前提とした無理のない食生活を模索しよう。さすがに野菜と穀物だけではエネルギー不足だろうし。


暖かくなるとなにかと意欲的になるのは毎年の傾向ですが、今年はわりと外向きな感じで行きたいと思います。ちょっとした登山というかトレッキングもしたいしな!あ、こないだ偶然大学の登山部だった同級生と会ったし。久しぶりに昔の仲間集めて一緒に山登りとかいいかも!そーだそのための偶然の再会だったに違いない!


やはり仕事の憂さは私生活で解消せねばな!

ある春の日

KyrieEleison2010-04-01

おはようシトワイヤン!
不況のあおりを受けた業績不振に伴い昨年は新卒採用を中止していたため入社式のない四月一日ですよ!気が楽だなあ!
とはいえ、朝から全社キックオフ会議なので準備のため5時起きだ。家をでたらまだ夜明け。


沿線の桜が未明に降った雨のせいで色が濃くなっている。この週末が見頃かな。天気も良いらしいし。


三月からこちら何かと不調だったけれど、流れを断ち切るには良いタイミング。こちらもカタをつけて、さっさと春になりましょう。

越南の水辺

KyrieEleison2010-03-23

ベトナムから帰ってきましたよー。
そして、休み明けからフツーに通常業務です。


ちょっと田舎に行くと、動物がたくさんいて楽しかった。アヒルとかブタとかガチョウとかウシとか、家畜が多くてのんびりしているのだ。イヌもネコもその他の動物も人間も、無造作に生きてる感じで良い。
気候は乾期だったせいか砂埃が凄かったけど、暑さの割にはあのしっとりと涼し気な印象は、水と木陰の多さによるんだろうな。


物価が驚くほど安くて、滞在中はお金を全然使わなかった。でも、食べ物も美味しかったし、工芸や服飾雑貨も手が込んでて良いものがたくさんあった。

今度は市場をじっくりまわりたいな。
また行こう。


かさなって

KyrieEleison2010-03-17



明日からベトナムなのだが、最高気温14℃の国から37℃の国に行くにはどんな格好をしたらいいのでしょうか先生。森ガールに擬態した重ね着にも限度が。
成田からおよそ7時間。地図で言うと下の方向に遠い国だな。時差なんて2時間しかないのに。


年度末という概念のない弊社でも、三月に二日も有休を取るのは少々勇気が必要だったけど、できる限りの先回り準備はしておきました。社会人のマナーです。あとは落ち着いてやってくれれば大丈夫ですよマネージャー。O型さんは不測の事態にパニックになりやすいので、それだけが心配です。


ベトナムは初めてなので、というかヨーロッパ以外でこんなに遠くに行くのは初めてなので、いろいろ下調べをしてみたけれど、なんだかひでー国だな。スリひったくりぼったくりが横行している様子。社会主義国家は倫理までも排除してしまうので、市場原理が働いたとき欲望のみが優先されてしまうのだと聞いたことがありますが。まぁ、どんなものか見に行きましょう。社会主義国家なら、私はソビエト連邦を経験済みなんだし。
なにより、映画や写真で見たあのしっとりとした闇にほの明るく灯る蓮に象徴される、彼の地の生暖かい優美さに触れてみたかったのだ、ずっと。今回は両親が一緒なのでゆったりした旅になるのだろうが、これを次回の下見だと思っていろいろ目星をつけておこう。次に行ったとき、欲望の赴くままがっつり楽しめるように。
ベトナム航空の飛行機に乗るのも楽しみ。あのピーコックグリーンの機体と蓮のシンボルマークは美しい。飛行機の中で一番好き。


そんなわけで、明日の今頃は異国の地です。
気をつけつつ楽しみたいと思います。

三寒四温の

KyrieEleison2010-02-12

おかげさまで気温差アレルギーです。喉痛い。
一晩で10℃も気温が変わると覿面だね。きちんとアレルギーになる。この辺の律義さがもっと別の所に発揮されたら良いのに。
これから恋人とホルモン焼き食べに行くのに、薬のせいで酒が飲めない。ついでに、鼻がやや詰まり気味だからにおいがわからない。うわーん!


真面目に薬飲んでちゃんと寝て早く治そ。

今日の追記

今日のお弁当、会社の電子レンジで温めようとしたら落とした。
おかずが数個こぼれただけで済んだけど、ケチャップがカーペットに飛び散り面倒なことに。


しかし疲れたー。
そーだ疲れていたんだよ。

営業の女の子が、愚痴り相談にやってきた。いろいろ気をつかう子は悩みが尽きないね。
私は自分が悪くない事柄に関しては濡れ衣を被ろうが火の粉が降りかかろうが本当に気にならないんだけど、それは他人にどう思われていても構わないからなんだな。別に悟りではなく厭世の一種なんだけど。
だから、人間関係をきちんと築く人は、そういう訳にはいかないんだよね。
とはいえ、別に自分は悪くないってわかっていることで傷ついたりするのは馬鹿馬鹿しいじゃん。相手だって悪気があるわけじゃなくて本当のことを知らないから言ってるだけなんだから。そんな事態に陥った原因は解決しておかなきゃいけないけど、それは単に現象の問題。それに振り回されない、いちいち感情を波立たせないスルースキルも大事です。


抱えていたいくつかの大きな仕事が、本日全て完了した。
珍しく人の相談に乗ったりしたら、大層感謝された。


忙しかった一月の締めくくりとしては、上々かな。